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心臓の働きとカリウム


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カリウムバランスが崩れると心臓が止まる

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カリウム(K)の存在量は全血液で200ミリグラム/デシリットル、血漿では20ミリグラム/デシリットル、神経組織では530ミリグラム/デシリットル、
また細胞では440ミリグラム/デシリットル、筋肉組織では300ミリグラム/デシリットル程度といわれています。
ここでカリウムの主な役割は、

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  1. 細胞内液の酸、塩基のバランス、
  2. 細胞内液の浸透圧の調整、
  3. 筋収縮および神経の刺激伝達その他、
  4. リボソーム上でのタンパク質の合成などです。


このうち三番目の筋収縮および神経の刺激伝達に関しては、筋収縮の際、アクトミオシン.ATP系にカリウムが不可欠です。
また、神経刺激伝達の際に細胞内のカリウムが細胞外液に遊離しますので、 カリウ
ム濃度のわずかな上昇により、生態の信号伝達 (電気パルス)が止まり、筋肉の収縮も行われなくなります。
さらに血液中のカリウム濃度が上がり、正常値の3倍程度になると心臓が停止します。
このようにカリウムは命に直結したミネラルです。

また、カリウムは細胞や体液にカリウムイオンとして存在し、その許容量が他のミネラルに比べて、きわめて狭いのが特徴です。
ちなみに健康な人の正常範囲は3.6~5.0ミリモル/リットルです。
カリウムは主としてりんやタンパク質と結合し細胞内液に多量に含まれ、外液のナトリウムイオンとの間で酸、塩基性(W=ペーハー)のバランス調整を行っています。
この場合、細胞膜を通過する元素間にはナトリウムイオンとカリウムイオンが関係しています。
ところで、カリウム摂取不足が続くと、低カリウム血症となり、筋肉の脱力感、頻脈、心拡張などの症状が現れますが、ある種の利尿剤投与でもカリウム不足になります。
その場合、カリウム補給の投与が併用されます。

カリウムの役割は細胞内の酸、 塩基のバランスなど
●命に直結するミネラル
カリウムバランスは心臓のはたらきと直結している


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