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郷愁に浸れる映画『わたしに合うまでの1600キロ』お薦めです。U-Nextで配信中


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わたしに合うまでの1600キロ

久々にいい映画に巡り合いました。

概略

1995年

主演 シェリルストレイド役:リース・ウィザースプーン

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自分を探し求める女性が 

離婚や母の死、ドラッグに溺れた乱れた生活

心の傷を癒すために、数千マイルにもわたる、1600 km もの道を一人で歩き通すことを決意した。

そのその旅を通しての道中の時系列を追って過去を再現しながら映像は進んで行く 

同時に流れてくるサウンドが、サイモンとガーファンクル コンドルは飛んで行く

タツムリよりも、やはりスズメの方がいい

そうさ

なれるなら

きっとそうするさ

♪釘よりも、やはりハンマーの方がいい

♪そうさ

♪なれるなら

♪きっとそうするさ

♪遠く、遠く海に出たい

♪ここを飛び立った、白鳥のように

♪人は大地に縛り付けられ

♪世界に向けて

♪とても悲しい声を上げる

これ以上ない程の悲しい声を♪

 

母を思いながら、過去を振り返りながら、自分を見つめながら、孤独と戦いながら、
彼女の心の動きと歩く姿とが 昭和の過去を感じてしまい、泣けてきます。

 

何故泣けてくるのか? 

自然とこみあげてくるのです。

やり残したことがいっぱいあり過ぎるのです,後悔の山なのです。
やはり、自分の人生に納得がいっていないのだと思います。
気が付いたらもう人生終盤なのです。

これからどう生きたらいいのか、不安なのでしょうか?
この不安感が、主人公とオーバーラップして、孤独に耐え切れずに涙が流れるのでしょうか?

 

母親役のローラ・ダ―ン 

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がまたいいんです。

1967年生まれですね 同年代です。

変なろくでもない、アル中男に尽くして、子供を産んで、メチャクチャ愛して、そう子供の愛し方がいいんです。

生きてるだけで愛してくれる存在

母親の理想かも

だから娘も母親が好きなんです。だから悲しいんですね。

 

なんと 自叙伝です。

原作の(私に会うまでの1600K)は、原作者シェリル・ストレイドがPCT(トレイル)を歩き、その記録を的またとのこと。

「94日間に渡ってPCTを歩くのは、肉体的にも精神的にもとても鍛えられたわ。あの時は母の死と離婚による喪失感と絶望感に襲われ、どうやって先へ進んでいいか分からなかった。トレイルでの経験は、あらゆる意味で、まさに1歩ずつ先へ進むことを教えてくれた。」

 

若い人にはもしかしたら退屈な映画かもしれません。

過去を振り返り、明日の活力をもらえる映画です。

同年代の皆さん、残りの人生、もうひと踏ん張りしましょう。

 

 


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